ふぅー。





今日のバイトも無事、終了。










仕事にもだいぶ慣れたし。

顔見知りの生徒さんも増えた。


だから、緊張とかはなくなったけど・・・








でも、やっぱ疲れるー。





世の大人ってすごいんだな。

よく働いてるよね。



いつもパパンのことバカ親父って言ってるけど、

ちょっと見直した。







私、大人になるのが嫌になったよ。



ニートになりたい。


いや、普通のニートじゃだめだな。








うん。





カリスマニートに、私はなる!←
















020 バイトの帰り道。














バイトから自宅マンションへの帰り道。









まずコンビニで魚肉ソーセージを買って、"ダイキ"のところへ。





あ、"ダイキ"ってのは

《ダイキ工業株式会社》に閉じ込められてるネコちゃんのことね。







ダイキは今日も元気にご飯を食べてくれました。





そーいえば、いつもシャッター越しの声だけで姿を見たことがないなー。


ダイキって、何ネコなんだろ?

黒ネコ?トラネコ?白ネコ?


・・・いや、野良なんだから雑種か。








ダイキは私が行くたびに、外に出たそうにシャッターをつめでひっかいている。





まー、GW終わるまでの我慢。

それまで辛抱だよー。




















"ダイキ"のあとは、"テツヤ"。








おー、今日もやってる、やってる。





公園でバスケの練習をしている男の子。

この前の一件から、たまーに一緒にバスケをするようになっていた。






まーでも、"絶対安静"って言われてるから、ちょっとおあずけ。



今日も見守るだけにしよう。




















バイトが終わったら、いつもこんな感じ。



それでマンションに帰るのがいつもの流れなんだけど・・・














今日はなんだか、むしょーに甘いものが食べたい!



コンビニでも寄って、なんか買おーっと。










マンションを少し通り過ぎて、コンビニに寄る。








なににしよーかなぁ・・・





お菓子コーナーとスイーツコーナーをぐるぐる。





今の気分は、チョコって言うよりあんこの甘さがほしいな〜・・・






あ!

白玉ぜんざいだ〜v










スイーツコーナーの端っこに、白玉ぜんざいを見つけた。


隣の派手なケーキたちもいいけど、

控えめに端にたたずんでいるぜんざいに目が惹かれる。








やっぱ、日本といえばお餅&あんこだよね。

久しぶりにぜんざい食べよv





ぜんざいを手にとって、レジに向かおうとした










―――――んだけど。








そーいえばさ、ダイキの魚肉ソーセージ買ったときにさ。

お金ぎりぎりじゃなかった?


ってことはさ、お金足りんの・・・?










私はあわてて、ぜんざいをもとの場所に戻して、値段を確認。





レジのお兄さんと、もう目はあってたから、ちょっと不審な目で見られた。



でも、そんなのは気にしてられない。








値段は230円。



お財布の中を確認すると・・・










220円。





げっ、10円足りないんですけど。


10円って!いや、10円って!!





えー、めっちゃ食べたいしー・・・


いや、でも買えないものはどうしようもないか・・・



おい、ダイキ!今だけお前を恨むぞ!!










私は財布を見てしばらくフリーズしてたけど、ようやく我に返る。





買えないという現実を受け止めたら、

悔しすぎて、ぜんざいの写メを撮ってやった。


そして、ひとつため息をついてスイーツコーナーを離れる。





そのときにレジのお兄さんに、またしても不審な目で見られたけど・・・



ま、気にするような私ではない。←








待ってろよー、お前いつか食べてやるからな!












名残惜しそーにぜんざいを見ながら、コンビニを出る。










マンションに帰って、元気があったらお金持って来よ・・・
















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ありますよね、こーゆーこと。